腰や膝の痛み、脳梗塞後の後遺症等で歩行困難になってしまった方へ、ご自宅や施設に往診(出張)して施術をさせていただくことで、通院等の負担がなく今ある症状を緩和することが可能になります。また、介護をしていく中でご家族の方も肩こり、腰痛、冷え症などでお悩みの方は多くいらっしゃいます。
しかし、介護に加え仕事や家事などの都合で、整骨院、鍼灸院へ通院が困難な状況ではないでしょうか?そのような方にとって在宅ケア鍼灸治療は、少しの空き時間で治療が受けられるというメリットがあります。
当院が取り組む在宅ケアは、患者様とそのご家族がともに健康であるために、どのような方法が最適かを一人一人の環境に応じて、ご提案させていただいております。
【自律神経系の調整】
鍼灸の刺激は、自律神経である交感神経と副交感神経に働きかけ、神経伝達物質アセチルコリンやノルアドレナリンの分泌を調節します。これにより免疫力が高まり、内臓の機能も活発に働き身体の様々な不調が緩和します。
【内分泌系・免疫系への作用】
鍼灸の刺激は様々なホルモンの分泌量を調節し、血液やリンパ液の循環が改善される作用があります。その結果、筋肉の緊張が緩和し、自然治癒力(免疫力)が高まります。
鍼灸治療に運動療法(介護予防運動)を併せることにより、日常生活の向上がはかられ筋力の低下を防ぎます。また、関節の可動域も増し痛みの緩和にも繋がります。
また、介護認定などで十分にリハビリを受けることができない方にとっては、ご自宅でできるセルフケアもご指導させていただきます。
治療だけで終わるのではなく、皆様が自立した生活を送ることができるよう、一緒に取り組んでいきましょう。
患者様とコミュニケーションをとることで精神的不安やストレスを和らげ、心地よい刺激により安心感をえられることで治療効果も高まります。
また、鍼灸のツボには精神的な不安や疲労、ストレスの効果があるツボが存在しています。このように痛みだけではなく、心身共に穏やかな生活が送れるように施術が行なわれるのも鍼灸治療の良いところです。