前回の続きですが、鍼灸がリハビリをする方にどのような変化をもたらすかですが、一番はリハビリの効果をさらにアップさせることが可能であることです。
リハビリを行なっているということは、身体のどこかが日常生活に支障をきたしているか、いつまでも元気な身体でいるために介護予防として取り組んでいるかですね。
脳梗塞後遺症などで麻痺がある場合、拘縮などで思うように身体を動かせないところに、リハビリによって可動域の回復などを目標に取り組みます。このリハビリに鍼灸を取り入れることによって回復スピードが速まる可能性があるんです。
鍼灸によって、血流改善が起こり身体を動かしやすくなります。これは、身体に鍼をすることで血管拡張作用を利用することにあります。
また、ベッドから起き上がるのが辛い、ご家族の介助がないと起き上がれないなどがある場合、鍼灸の疼痛緩和作用によって、ご本人が楽になるだけでなく、ご家族の方への負担も軽減できます。
まだまだ鍼灸と言えば、『痛そう』『熱そう』というイメージが強いですが、鍼灸施術を受けている患者さまの中には、『よく眠れるようになった』『食欲が出てきた』『風邪を引かなくなった』など、主訴以外の嬉しい身体の変化を実感されているかたも多くいますよ。
まだ、鍼灸を受けたことがない方、気にはなっているけどご自分の症状に効果があるのか不安な方は、一度チャレンジしてみてはいかがですか?
お住まいの地域に必ず鍼灸院があると思いますので、ご相談してみるだけでもいいと思いますよ。
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